色々な工夫をして練習を重ねてきたとはいえ、全員揃っての練習はできない中でのコンサート本番でしたが、各グループ(30~70人規模のクワイアが12組)それぞれ思った以上に素晴らしい仕上がりの演奏でした。マスクワイアにはそれぞれ数名のディレクターがメンバーとともに参加してサポートしていることで、短期間で一定の仕上がりを目指せたと思います。参加した団体の多くが教会所属のクワイアで、ゴスペルを歌うことは神様への賛美であることから、一般のゴスペル祭とは異なるところもあり、特に、日本語で神様を賛美する歌を歌ったり聞いたりするのは、ノンクリスチャンには恥かしさもありました。でも、全体としては、ニューヨークのゴスペル祭に行った時に感じたように、ゴスペルをともに歌う仲間の集まりといったフレンドリーな雰囲気で、出番を待つ間はくつろいで演奏を聴き、ステージでも思ったより緊張せずに歌うことができたように思います。何より皆で集まってゴスペルを歌うと言う喜びに溢れた熱気に感動しました。
2020年3月14日に行われる予定だったコンサート2020には、麗王先生とともに、姉妹クワイアからの参加者含め10数名が参加予定で練習も開始されていました。コロナ禍のため開催が1年延期され、その間に麗王先生は天に召されました。コンサートは2021年2月に配信という形で実施され、ステージ上には麗王先生のお写真が置かれているのが画面越しに見えました。
今回、JGCは自分たちのクワイアでディレクターの指導を受けた練習ができないことはわかった上で、「麗王先生のクワイア」として実行委員会からお誘いをいただきました。コロナ禍の影響で他にも集まって練習ができていないクワイアもあるとのことで、実行委員会や同組のクワイアやディレクターがサポートするので、ひとりでも二人でも参加してください、とのことでした。JGCにとってコロナ渦以上に麗王先生を喪った状況での活動再開は困難な道のりであり、メンバー間で今後の活動についての踏み込んだ話し合いもできていない中、まだライブ出演を考える時期ではない、たとえ参加を決めても本当にひとりか二人の参加かもしれない、と思いました。それでも、麗王先生が繋いでくださったご縁を手放したくない、という思いで参加を決め、最終的に3名がコンサート当日のステージに乗ることができました。
ステージから客席を見た時の感激、またゴスペルを歌うためにステージに立てたことは忘れられない思い出になると思います。麗王先生も見届けてくださったと信じます。
練習の際に、何人ものディレクターの方に「これからもゴスペルを歌い続けてね」と声をかけていただいたことを、皆さんにお伝えしたいと思います。
(Sop 別府)