Oh What a GiftとJoy to the World 歌詞解説

 今年のJ.G.C.のクリスマス曲はJoy to the World とOh What a Giftの二曲。Joy to the Worldの華やかなお祭りムード全開の曲調に対し、Oh What a Giftは “a cold and starry (starが多い=星の降るような。rの発音に注意。)night in Bethlehem”と、遠く静かな美しい星空に想いを馳せるような歌い出しが特徴です。

 この2曲はもちろんどちらもイエスの降誕を祝う歌なのですが、歌詞をよく見てみると、描かれている場面や設定に違いがあります。

 まずOh What a Giftは、wise men(賢者、博士たち)やshepherds(羊飼いたち)というごく限られた数人が、天使に教えられたり星に導かれたりして、救いの御子が生まれた、というお告げを確かめに行く場面を歌っています。“He was born into this world they say, to be the ruler of all men” 「彼は、すべての人間の統治者になるために生まれた、と言われている」と伝聞の形で伝えており、証人たちはまさにこれから奇跡を目撃しにいくところです。”A very special thing indeed was to unfold”「とても特別なことが今まさに明らかになろうとしている」と、これから起こる素晴らしいことに対する大きな期待感を歌いあげます。

 それに対しJoy the Worldは、”the lord is come”とはっきり言い切っていて、”He rules the world with truth and grace” と現在形を使い、すべての人々に対してlordがやってきた喜びを分かち合おうと呼びかけています。まさに「もろびとこぞりて」ですね。

 Oh What a Giftは「もろびとこぞって」はいないのですが、だからといって決して淡々としたムードの曲ではありません。The Steelesの原曲を聞くと、そのソウルフルな歌声に圧倒されます。思わず膝でリズムをとりたくなるようなタイトな歌いぶりで、特にEの”With a promise of a new world we would see”の部分はこれから素晴らしい世が来るであろう期待と喜びを迫力のある声で力強く歌いあげています。

 さて、最後にJoy to the Worldを歌うポイントをひとつ。この曲には、とても工夫された日本語の歌詞がありますが、ひとつの音符に乗せられる音が英語に比べて格段に制限される、という日本語の特性のため、残念ながらこの曲のキーワードであるJoyという単語が訳に反映されていません。Joyという単語の持つまぶしくてきらきらしたあふれる喜び感を、曲中で繰り返されるJoyひとつひとつにこめて歌いましょう!

☆The SteelesのOh What a Gift 参考音源は、J.G.C.Filesの「配布譜面PDF」→ 「楽譜リンク参考音源アルファベット順」に入っています。是非お聞きください!

(文責:メゾ 中山)
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